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    • 2017.02.19 Sunday
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    セックスワーク論〜売春は「悪」か

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       注意 : 売春は「悪いこと」「不道徳なこと」と思ってる方は、この記事を読んでも不快に思うだけかもしれません。性的表現もありますので、苦手な方は読まないほうがいいかもしれません。

      売春というのは、大昔から行われているわけだけど、宗教の戒律で禁止されていたりして、売春婦というのは長い間、蔑みの対象となってきました。(一部そうでない文化圏もあるようですが)

      現代でも、「売春は不道徳」というのは全世界的に多くの人が信じて疑わないものでもあります。

      売春は悪いことなのか、不道徳なことなのか、そんなこと今まで考えたこともなかった人は多いと思います。

      この手の性の話題に触れることはタブーであるとも言えます。

      例えば、イケダハヤトさんのこの記事あたりなんか、性の問題について公に語ることがいかに難しいかをシンプルに言及してくれていると思います。
      橋下知事の「風俗業活用」発言に思う、事実と倫理のすれ違い (イケダハヤト) - BLOGOS(ブロゴス)
      『・・・ぼくはなぜ炎上しているのかがよく分かりません。「実際男たちには性欲はあるわけだし、建前はやめて現実的に考えましょうよ」という話ですよね。何がおかしいんでしょうか。もはや大炎上状態なので何から整理していいのかわからないレベルですが、この発言の燃えっぷりを見ると、「事実を語ることが、倫理に反する」という状況がありえることがわかります。』


      性風俗の世界をよく知らない人は、風俗嬢は「不幸」「ワケあり」「社会的弱者」「病んでいる」「考えなしの愚か者」などといったネガティブなイメージを持っていることが多いと思います。

      「不道徳」な世界に生きるからには何か複雑な事情があるのだ、と思い込んでいるのです。
      思い込みたいのかもしれませんね、自分のモラルが正しいと証明したいがために。

      そういう複雑な事情の人がいないわけではありません。
      でも、そうじゃない人も大勢いるわけです。

      私はたまたま複数の風俗嬢と友達になる機会があり、それまでの私の価値観を打ち砕くような世界があったことを知って、衝撃を受けました。

      というわけで、こんな世界で生きる人もいるんだよって感じで読んでください。

      「性(セックス)=人格・尊厳」ではない。

      セックスワーカー(売春などを生業とする人)たちは、自らの肉体を使って、セックスすることを売り物にしているのであって、身体そのものや人格・尊厳までも売り物にしているわけではありません。その点において、人身売買とは決定的に異なります。

      意に反して無理やりセックスを強要されているような場合は、それは明らかに人権侵害です。

      ホステスさんも、楽しいトークなどの接客サービスを売り物にしているのであって、ホステスそのものが売り物なわけではありません。だから、いきなり体を触ったり、人格を傷つけるようなことを言ってはいけないのです。

      ですが、現状、そのようなことを理解しないお客はたくさんいます。
      金を出せば相手の体を好きなようにしていいと思い込んでる人もいます。
      デリヘル嬢が客からレイプされても、「そんな仕事するほうも悪い」などと言われたりします。

      そのような感覚が、差別意識です。
      無自覚なまでに多くの人が抱いている差別意識です。

      働いているホステスさんや風俗嬢自身ですら、「こういう仕事だから、しかたない」と思ってしまっている部分があります。

      私が昔勤めていたキャバクラでの話。
      若い新人さんが入店してきたのですが、いきなりお客さんに体を触られ、泣いてしまいました。
      それを見た先輩キャバ嬢が、「その程度のことで泣くなんて、信じられない。そんな覚悟じゃこの商売はできない」と新人を責めていました。

      異常なことだと思いましたね。
      どう考えても、痴漢行為を働いたお客のほうが悪いのです。
      お触りサービスは売り物ではありませんからね。

      そのようなリスクがあると覚悟しなければならないことも確かですが、覚悟したからといって、そのような蛮行を許容しなければならないということはありません。


      セックスワーク論の誕生

      かなり昔に勉強したものですが、放送大学の講義で「ジェンダーの社会学」というのがありました。
      そのテキストから引用します。

      こうした「売春女性」に厳しい社会的通念は、彼女たちの状況を非常に厳しいものにしている。売買春行為に対して社会的な非難を浴びせる一方で、「売らせる側」や「買う側」よりも「売る側」に厳しい社会的制裁を課す社会通念は、一方において「売買春」を「産業」(性産業)の一つといいうるほどに社会に蔓延させながら、他方においてそうした「産業」に従事する女性たちが自分の人権を守るために自己主張することを困難にしている。

      すなわち、こうした「産業」に従事している女性たちは、客から「性暴力」を受けたり、客から性感染症をうつされたりする身体的危険にさらされている。また、約束と違う条件で働かされたり、お金をもらえなかったりする場合もある。
      しかしこうした被害にあっても、「売春」が違法行為である以上その契約は法的保護の対象外となってしまい、また「売春」していたことが他者に知られてしまうと厳しい社会的制裁を課せられるので、被害を訴えることすらできなくなってしまうのである。

      こうしたことから、売春女性の中には、自分たちの人権を守るために、売春行為の違法性を否定し、労働行為として社会的に承認させていこうという論(セックスワーク論)が生まれてきている。

      売春行為は、社会の正当な性規範から逸脱しているとしても、当の売春女性たち自身以外には、誰も「侵害」しない。

      近代社会において、自分の身体は自分のものとされている。また労働力の商品化を前提とする現代社会において、ほとんどの人が自分の身体を使ってお金を稼いでいる。そうであるのなら、なぜ売春行為のみが違法とされなければならないのか?

      もし、売春が「悲惨」なものであるのなら、それは売春行為そのものが「悲惨」だからではなく、売春行為が違法とされその結果売春女性を苦しめる社会的環境が作られてしまっているからではないか?

      そうだとすれば、そうした「悲惨」をなくすためには、売春行為を違法行為とするのではなく、売春女性を苦しめる社会的環境こそを改善するべきではないか?

      ざっくりとセックスワーク論の考え方について理解できたでしょうか。
      売春が他の道徳的規範、例えば「泥棒は悪いこと」「人を殺してはならない」というのと、明らかに異なるものであるということは理解できるかと思います。

      盗まれたくないですし、殺されたくない
      ですよね。だから「盗むな」「殺すな」という規範は必要です。
      売春は、売りたくない人は売らなくてよい、買いたくない人は買わなければすむことですね。現実を見れば、売りたい人・買いたい人は大勢いるので、これだけのセックス産業が成り立っているわけです。

      よく、性風俗の問題点で、性病や暴力団との関係をとりあげる人がいます。
      「性病うつしたりうつされたり、暴力団の資金源になったりするじゃないか!だから売春は悪いんだ!」

      では、性病や暴力団の問題がなければ、売春行為そのものは悪ではないと言っていいんですね?

      現場の風俗嬢たちや店側は病気にはものすごく気を使っています。商売にならなくなりますからね。
      暴力団については、売春業は違法なので、アンダーグラウンドで行われるしかなかったという経緯もあると思います。国が保護しないのだから、ヤクザにお願いするしかない面もあるんですよ。

      暴力団の資金源は性風俗だけではないですよね。キャバクラや的屋なんかも資金源になっていることがあります。キャバクラ勤めは不道徳で悪ですか?露店商売は不道徳で悪ですか?
      そのような暴力団の問題と、売春行為そのものが悪かどうかは別問題なのです。


      売春とは

      ここで基本的な情報をちょっと確認。違ってたら教えて。

      日本で禁止されている売春行為とは、男女間の性器の結合、つまりペニスを膣に挿入する性行為を売買することを指しており、アナルセックスや素股、フェラチオなどの性交類似行為は、売春防止法にいう性行為に含まれません。膣はNGだけど、肛門はOKという、なんだか妙なことになっています。

      これは、生殖に関わるかどうかがポイントのようです。
      妊娠する可能性のない行為はOKという線引きです。

      というわけで、男女間のセックスが対象となっていて、男性同士のセックスには売春行為というのは成立しないようです。
      ニューハーフや女装した男性が、男性にセックスサービスを提供している風俗店もありますが、そこでは売春行為はないことになるんですね〜。

      ここで注意点が一つ。売防法にひっかからなくても、風営法でNGになることがあります。細かいことは私も詳しくないので、気になる人は調べてみてね。

      男娼というのも昔から多くいます。
      男性を相手にする男性セックスワーカーもいれば、女性男性どちらでも相手するセックスワーカーもいます。

      福岡の中洲には、かなり前ですけど、女性向けソープがありました。今はどうなのか知りませんが、出張ホストというサービスの中には、セックスありのものもあります。

      そういえば、中村うさぎさんが男を買う話が話題になったことありましたよね。

      一般的に「体を売る」とか「女を買う」といった言い方をしますけど、厳密に言えば、「性的サービス」を売買しているのであって、体そのもの、その人そのものを売買しているのではありません。

      Wikiによると、売春防止法は、『「売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものである」という基本的視点に立脚している』んだそうです。

      重ね重ね言いますが、「セックス=人格・尊厳」ではないので、自らの意志でセックスを売り物にすることで、その人の尊厳が害されるかどうかは大いに疑問です。
      そして「善良の風俗」とはなんぞやという疑問もわきます。


      「売る売らないはワタシが決める」

      「売る売らないはワタシが決める」という、様々なセックスワーカーの方が書かれた本があります。
      私は個人的に、セックスワーク論を学ぶなら、この本は欠かせないと思ってます。

      出版されたのは2000年ですが、売春業界について私よりも詳しいですし、多くの著名人たちの売春論に対する反論という形式で書かれており、論理的で説得力があります。

      いかに多くの著名人たちが、無自覚な差別意識に基づくおかしな論理でセックスワーカーたちを貶める発言をしているかがよくわかります。

      橋下市長を批判している女性団体や女性議員たちも、性風俗と人身売買・性暴力をきちんと区別したうえで、批判していただきたいなと思いますね。風俗嬢たちを傷つけることのないよう、ご批判をどうぞ。

      セックスワーク論とかいう名前がつく以前から、このような「売春業を職業として認めよう」というセックスワーク運動はありました。日本でもね。

      でも、このような主張を堂々と声高に言うのは、現在でもかなり困難であることだと思います。
      PTA退会宣言をする以上にね・・・。
      それは、ここまで読んでくださった方なら、もうおわかりですよね?

      子どもの売春についてですが、中高生の援助交際などは、大人のセックスワーカーたちでも、自分たちの売春とはまた異質な問題だと捉えていることが多いです。
      それは、情報や知識の乏しさ、判断力の弱さなど、まだ発達段階にある子供であるがゆえのリスクの大きさというものが問題になってくるからです。
      風俗に限らず、大人のする仕事で子供にはさせられない仕事はいくらでもありますよね。
      子どもにさせられないということと、その仕事が道徳的に悪いかどうかとはまた別に論じられるべきことです。

      で、この本の内容に基づいて、いろいろ紹介しておきたい話もあるのですが、長くなってしまうので、いったんここで終わりにします。続きはまたそのうち。


      参考文献
      「ジェンダーの社会学」 江原由美子・山田昌弘 放送大学教材
      「売る売らないはワタシが決める」 編集・松沢呉一 ポット出版
      「おんなのこ」 永沢光雄 コアマガジン
      「職業としてのAV女優」 中村淳彦 幻冬舎

      追記

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        • 2017.02.19 Sunday
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        コメント
        はじめまして。
        PTAをやめたいと思っている主婦です。
        ブログ読ませていただいてます。
        PTAに関しては、miki様の お考えに とても共感します。

        でも、風俗については
        私は橋下さんの言うことに、どうも納得できなくて・・・
        (もちろん、様々な考えがあって当然なのでしょうが)

        橋下さんは、自分の娘が風俗で働きたいと言ったら
        賛成できるのでしょうか?

        社会的地位の高い父親を持つ娘が、
        そんな職業を選ぶ訳がない、と確信した上で、
        風俗を肯定しているのではないか?
        もし娘さんが、それでも風俗嬢になりたいと言ったら、
        「娘を愛する父親」として、全力で阻止しようとするのではないか?
        結局は他人事だから、そんなことが言えるのではないか?
        …と考えてしまって、モヤモヤします。

        私は、専業主婦。
        働かなくても夫に食べさせてもらえるという気楽な身分ですが、
        もし夫に、他に好きな人ができたりして、離婚することになってしまったら
        手に職も何も無い私、たちまち生活に困窮することでしょう。

        で、生活保護を申請するとします。
        当然、市役所の職員は、
        「そんなに簡単に支給できません。働きなさい」と言うでしょうね。

        そこで私が、
        「精神的にも身体的にもラクで、給料も良くて…
        そんな好条件の仕事があるなら働きたいけど、
        キツイ・キタナイ・キケン(3K)とか、社会的地位が著しく低いとか…
        そういう仕事は嫌なんです」と言ったら・・・
        もちろん、申請が通る訳がありません。

        「資格も技能も何も無いアラフォーのオバサンに、
        条件の良い仕事なんて ある訳がないでしょう。
        3Kでも社会的地位が低くても、仕方ない。
        贅沢なこと言ってないで、我慢して働け!」と、
        説教されるに違いありません。

        3Kとか 社会的地位が低いとかの、不人気な仕事とは・・・
        具体的には、ビル清掃の仕事などが該当するのでしょうね。

        ※清掃業を蔑視するような書き方をして、すみません。

        一般論として、「清掃業」というのは、決して人間の尊厳を傷つける仕事ではありませんよね。
        社会的地位は低いのでしょうが、決して恥ずかしい仕事ではない。
        誰かがしなければならない尊い仕事、ということになっています。

        でも私は個人的に、清掃の仕事は嫌です。
        私は虚栄心の強い、イヤな性格の女です。
        今のところは、「大企業社員の夫を持つ、専業主婦」という
        快適な立場だから、
        なかなか楽しい人生だと思っていますが、
        もし人生が狂って、働きに出ざるを得なくなり、
        でも「清掃婦」以外に選択肢が無かったら・・・
        正直に言って、死にたくなるしょう。
        清掃婦になってまで、生きていたいとは思えない。
        見栄っ張りの私にとって、「清掃業」というのは、
        尊厳を傷つけられる職業なのです。

        とはいえ、私と同じく 「清掃業なんて、絶対に嫌!」という人が
        生活保護を申請すれば、役場の職員は
        「えり好みしなければ、仕事は いくらでもある。
        健康体なのに生活保護なんて、甘ったれるな!
        清掃婦にでもなって、死ぬ気で働け!」と言うでしょうし、
        それが不当だとも思いません。

        役人の言う通り、我慢して清掃婦になるか、それが嫌なら自殺するか、
        どちらかしかないと思います。

        では 役人が、「清掃婦」ではなく、「風俗嬢」になれ、と
        言ったとしたら、どうでしょうか?

        >「性(セックス)=人格・尊厳」ではない。
        >セックスワーカー(売春などを生業とする人)たちは、自らの肉体を使って、セックスすることを売り物にしているのであって、身体そのものや人格・尊厳までも売り物にしているわけではありません。

        「性行為」というサービスを売っているだけであり、身体そのものや人格・尊厳まで売るのではないから、
        「清掃業」などと同じ 普通のサービス業である、ということでしょうか?

        だとすれば、清掃業は嫌だという(健康体の)生活保護申請者に対して
        「えり好みするな。清掃婦になれ」と言うことが、決して不当ではないのと同様に、
        風俗業は嫌だという人に対して、
        「甘ったれるな。風俗嬢になれ」と言うのも、問題は無いのでしょうか?

        私には どうしても、そうは思えません。
        もし役人が、生活保護申請者に対して、
        「風俗業に就け」とか「AVに出演しろ」なんて言ったとしたら、
        あまりに酷い、許せないと感じます・・・
        「清掃婦」 と 「セックス
        • 匿名
        • 2013/05/23 9:13 PM
        すみません。
        コメントが途中で切れてしまいました。
        続きです。

        私には どうしても、そうは思えません。
        もし役人が、生活保護申請者に対して、
        「風俗業に就け」とか「AVに出演しろ」なんて言ったとしたら、
        あまりに酷い、許せないと感じます・・・
        「清掃婦」 と 「セックスワーカー(風俗嬢,AV女優,売春婦etc.)」は違う、と思ってしまうのです。

        何がどう違うのか、論理的に説明はできないのですが・・・
        結局、私の感じ方の問題でしかないのでしょうか・・・

        「その通り、セックスワークは立派な仕事。
        “尊厳を傷つける”なんて発想は、誤解であり偏見。
        生活保護申請者に風俗業を勧めることは、清掃業を勧めるのと同じで、
        何の問題もない」と、miki様は思いますか?
        そう思うのであれば、私は もう何も言えませんが・・・

        長々と書いて、すみませんでした。
        お読み下さって、ありがとうございました。
        • 匿名
        • 2013/05/23 9:17 PM
        匿名さん、

        コメントありがとうござます。

        職業選択の自由というのは認められていますし、役人が「この仕事をしろ」と言う権利はないです。

        ハローワークで「こんな仕事ありますよ」という程度しか、他人は言えません。

        誰かに何かを強制されるなら、それは強制連行された慰安婦と同じ、大変な人権侵害です。

        娘が風俗で働きたいと言ったら、私だってまずは反対しますよ。
        それでも、どうしてもやりたいと言うのなら、認めます。

        家族でない他人様の人生にはなかなか口出しできませんけど。

        娘が風俗で働くかどうかと、すでに働いている方の事情はまた違いますし、私は橋下さんではないので、彼の娘がどうこうというのはわかりませんが、彼が「風俗を利用してはどうか」と言うのと、「もし娘が働くと言い出したら」という問題はまったく質の異なる別問題だと思いますよ。
        • miki
        • 2013/05/23 9:55 PM
        ちなみに私も、橋下さんの意見に全面的に納得してるわけではないですよ(^_^;)

        正直、彼の立場で米軍に対し「風俗を利用したら」なんて発言は軽率だったと思いますし、余計なお世話だよという気もします。
        ただ、彼は風俗業に従事していない人に向けて「風俗やれ」というような発言はしていないです。

        現状、無理なことではありますが、ハローワークなどで堂々とヘルスなどの求人があったら、理想的だと思いますよ。
        セックス産業というジャンルがその他のジャンルの仕事と同等な扱いを受けるのは悪いこととは思いません。
        • miki
        • 2013/05/23 10:19 PM
        はじめまして。
        こちらのブログはじめて読ませて頂きました。すごく、共感といいますか、言葉に出来なかったモヤモヤがスッキリできました。
        セックス産業がハローワークに堂々とある日がくることを楽しみにしたいと思いました。

        「性(セックス)=人格・尊厳」ではない。
        セックスワーカー(売春などを生業とする人)たちは、自らの肉体を使って、セックスすることを売り物にしているのであって、身体そのものや人格・尊厳までも売り物にしているわけではありません。

        一般的に「体を売る」とか「女を買う」といった言い方をしますけど、厳密に言えば、「性的サービス」を売買しているのであって、体そのもの、その人そのものを売買しているのではありません。

        いかに多くの著名人たちが、無自覚な差別意識に基づくおかしな論理でセックスワーカーたちを貶める発言をしているかがよくわかります。

        無自覚な差別意識
        本当にそうだ!と、心から納得できました。
        あの悔しい感情は、無自覚な差別意識と直面した時でした。男性からも、女性からも受けたあの感じ。
        そして恥ずかしながら、自分自身も自分で自分を差別していたのだと思いました。だから、苦しかったんだと。
          
        ブログ載せて頂いて感謝します。
        ありがとうございます
        • yuu
        • 2014/10/29 9:24 PM
        yuuさん、コメントありがとうございます。
        このブログが何かのお役に立てたのなら、うれしいです。

        最近、友人の一人が「AV女優になりたい」と言いだして、またセックスワークの問題についてちょうど考えていたところでした。

        また機会があればこの問題について考察したいと思います。
        • miki
        • 2014/10/30 9:04 PM
        ブログ拝読いたしました。
        20代女子学生です。

        このブログにたどり着いたきっかけは、ダウントンアビーという19世紀のイギリス貴族のドラマで、娼婦を経験した使用人に対する評価が二分していたのを観て、そういえば娼婦に対して否定的な印象を持つ人が大い根拠は何だろうかと疑問に思ったことです。
        まだこの分野について詳しく考えたことがなく、はっきりした意見を持っていません。

        mikiさんがお書きになっているように、売春は、\的サービスをお金で売ることは、他者に自分の人格や尊厳を蹂躙されることに甘んじることを意味しない 売る、売らない、買う買わないは各個人が自由に決めている
        という特徴をもつという点は真理だと思います。
        ただ、G篏佞蓮⊆分の体しか傷つけないとお書きになっている点で、売春によって第三者が被害を受ける場合もあるのではないかと思ったのです。
        例えば妻子ある男性が買春した場合、その男性と操を立てている妻の視点からみると、時に耐え難い精神的苦痛を被りうるのではないでしょうか。
        では、パートナーのいない男性を相手にする場合のみ売春が悪ではないのかというと、必ずしもそうではないかもしれません。
        例えば、パートナーのいない男性が、性欲処理だけと割りきって買春したのでなく、同時に心理的繋がりも求めている場合(多くは、この二つの欲求は切り離せないのではないかと思います)、売春側が買い春側との人格的繋がりを尊重できなければ、これは満たされず、程度は軽いにせよ傷つくのではないかと思います。

        色々書きましたが、私の取りあえずの意見としては、売春が悪でないのは、パートナーのいない男性を相手にし、かつ、(仮に一回の交流だけであっても)単に金と性欲サービスとを引き換えるだけでなくお互いに人として尊重しようとしているときだと考えます。
        考えを深めたいので、mikiさんのご意見や私の意見へのご指摘をいただければ幸です。
        • Botany
        • 2015/04/20 1:19 AM
        Botany様、コメントありがとうございます(^o^)

        最後のほうのお言葉「人として尊重しようとしている」かどうか、それがもうすべてだと思います。

        性風俗業に限らず、あらゆるサービス業で、相手を人として尊重しないような振る舞いは許されないと思います。


        心理的なつながりを求めて結果傷つく、というのは性風俗に限らずあることです。キャバクラもそうですし。
        人によって傷つくことがあるのは確かだと思いますが、それは売春業特有のものであるとは思えないので、それによって売春だけが悪であるとは言えないと思います。

        妻子ある男性が・・・というのは、まず悪いのは妻を裏切った男性であると思います。妻子を傷つけるとわかっていて他の女を買うなどという行為が悪なのだと思います。

        そのような悪を誘発する売春が悪なのか。妻側からしてみれば悪であり憎いかもしれませんね。でも、売ってたから買っただけ、は大人の世界では通用しない言い訳だと思います。


        中には「単にお金ですむ関係なら良い」と考える妻もけっこういます。
        心のつながりなどないお金で割り切った関係のほうが好ましい場合もあります。


        要するに、ここでもやはり妻子に対して「人として尊重」した行いをしているかどうかだと思います。妻子が傷つくようなことをしちゃいけませんね。

        「誰かの心を傷つけるようなことをしちゃいけない」というすべての職業に共通の話であって、「売春は悪だ」という売春だけが特別不道徳であるような話ではないように思います。

        人の心を傷つけるという点では、キャバクラのほうが悪かもしれません(^_^;)
        • miki
        • 2015/04/25 1:16 AM
        風俗で働くことが、親やご先祖に報告できないことならば、喜ぶ男性がいたとしても、その本人にとって「悪」だと思います。
        本人の自由で、誰にも迷惑をかけていない、という言い訳は通らないとも思います。だったら、自殺だって、自分が痛い思いをするだけですが、周囲を悲しませることは、罪深いです。自殺した死後のことは分かりませんが、何か悪い予感がするから、誰もが自殺を不吉とみなします。同じく、風俗も、従事したその後の人生は分かりませんが、何がしかの不吉な臭いがするから、親は止めるのだと思います。
        風俗に従事した人達の、その後30年の人生を追って、確実に幸せだと判明しない限り、一般の仕事と同じに扱うのは危険ですね。
        • soudamura
        • 2016/02/12 7:24 PM
        soudamura様のコメントについて、

        『その本人にとって「悪」』であるなら、その本人がやらなければいよいことである。悪であると思いながらその職に就くのも、他人の権利を侵害するような行為でない限りその個人の自由である。

        自殺は職業選択の問題とはまったく質の異なる問題である。職業として自殺する人はいない。
        周囲に悲しむ人がいない天涯孤独な人は自殺しても良いとはならない。

        「不吉」「予感」「30年後の未来」どれも一個人の感覚・感想といった類のものであるに過ぎず、時代や地域、個人によって大きく異なるものである。

        とある個人とその周囲が「不吉な予感」を感じ「30年後に不幸になった人」を知っているからといって、例えそれが多数派であったとしても、自らの意思でその職業に従事している人たちを法的に保護しなくても良い、ことにはならない。

        セックスワーク以外の職業はすべて「30年後に確実に幸せ」であるのか?
        セックスワークで不幸になる人は、何が原因で不幸になったのか?その職業を認めない社会には原因はないのか?
        セックスワークに従事する人たちがより幸福になりやすくするためには「一般の仕事と同じに扱うのは危険」という考えもまた危険である。
        • miki
        • 2016/03/11 1:12 PM
        反論していただきありがとうございます。
        セックスワークをしている人は、勿論守らなければなりませんが、その仕事が一般化することで、その仕事の持つ負の部分を知らずに働く風潮になることが危惧されます。今現在、女子大生などで、コンビニバイト感覚でセックスワークをする人も増えているといいます。
        理論だけでいえば、ビジネスとしての性的な関わりは、人間性や人格を売るものではないのでしょうが、実際に、性をビジネスにしたために、精神的に落ち込みが激しくなるような人もいます。また、オーラルセックスでも、お互いの菌やウイルスが交換されることは知られています。
        それも自分が望んだ道なので、引き止めるべきではないというのは、いかがなものでしょうか。

        それでもセックスワークを一般職と同等に扱うなら、それなりの入念な準備が必要になると思います。性教育の中で、性ビジネスについても議論されて、個々にまっとうな判断力がつかなければいけませんし、風俗店・男性客に性に関するモラルが浸透しなければいけません。
        そのような土壌のないうちに、性風俗が一般化するのは、やはり危険だと考えます。
        • soudamura
        • 2016/06/28 9:38 AM
        soudamura様、
        ありがとうございます。
        もう来られないだろうと思っていたので、反論したつもりではなく、またまとめようと思ってメモ書き程度の気持ちでした(^_^;)
        私にとっては常に自問自答を繰り返している問題なのです。

        このブログの中ではメインの記事でもないのに、けっこうコメントくださる方がいらして、非常に不思議に思っています。
        なぜこうも興味関心を持たれるんでしょう。風俗関係者なのでしょうか。
        • miki
        • 2016/07/08 2:27 PM
        いや〜、とても興味深い話題で見入ってしまいました。
        はじめまして!独身中年男のnekochan111です。
        私、よく風俗を利用してます!その世界にどっぷりと浸かって見なければわからないことがたくさんあります。
        風俗の仕事を外から見ても何もわかりませんよ。まず、性サービスは売春とは違います!日本独特の文化と言っても過言ではありません。出会い系の「割り切り」とかはモロ売春ですけどね。世間の人は性風俗は危険で汚いという認識なのでしょうが、例えば、ソープ嬢を10年も20年も元気にやってる嬢さんが何人もいることを世間の人は知っているのでしょうか?みんな綺麗ですよ!永遠の28歳ですwお客も若い時からその人を指名してて、一緒に年を取って行くのです。ホント義理人情の世界です。・・・ま、30年後までは知りませんがwww
        お金が絡むセックスはダメと言う方・・・純愛の成れの果てのセックスは理想的で良いんですよね???やってることはまったく同じ行為なのに差別だと思います。平等にするなら「セックスそものを法律で禁止」してほしいです。セックスしなくても直接精子を試験管から膣に入れたり、人工授精でも子供はできるのですら・・・あ、この辺にしときます。MIKI様、乱文大変失礼いたしました。中年独身男性に向けた風俗に関する記事をよく書いてますので、興味のある方はぜひいらして下さい。
        nekochan111さん、
        コメントありがとうございます。
        今頃気付いてごめんなさいm(__)m
        ブログ読みたかったですが閉鎖されたようで残念です。
        ご縁があればまたどこかで〜。
        • miki
        • 2016/10/17 12:08 AM
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