例のドラマ、録画してたのをようやく見ました。
と言ってもまだ2話分しか見てないんだけど。
感想を一言で言うと、
普通のドラマじゃん
ですね。
そんな目くじら立てるほどのことなのか?と思いました。
ドラマだし、フィクションだし。
ま、世の中にはテレビでやってることを何でも真に受けて、
「施設ってあんなところなんだ」とか偏見を抱く人もいるよね。
ふざけて友達に「ポスト」ってあだ名つけちゃうクソガキも現れるかもしれん。
誰かを傷つけることを心配して抗議する人の気持ちもわかる。
実際に赤ちゃんポストの現場に携わっている人からしてみれば、あまりにも現実とは違いすぎると感じるだろうしね。
メディアリテラシーの問題でもあると思いますよ。
碓井先生がこんな記事を書いておられました。
日本テレビ「明日、ママがいない」:中止要請ではなくスタッフと子供達への愛を込めて:表現は人を傷つける
私の意見もこれとほぼおんなじ。
この記事で、私ってば、妙なとこに目が留まっちゃいました(^_^;)
PTA会長とか、教育委員会も、しばしば悪役で登場しますね。PTA会長の子も、悪い子役が多いでしょうか。
ぷぷぷwww
確かに、そういうワルな教育委員会やPTA会長は存在するかもしれん。
でも、全体としてはそんなの少数じゃないのかな。
(私の中にも教育委員会なんて頭かたいオッサンの集まりって偏見はあります)
ドラマに出てくるこういう現実離れした設定や役どころって、一体何なのでしょうね。
世間が持ってるイメージってどこからくるんでしょう。
たまにニュースで出てくるイジメを隠ぺいする学校や教育委員会、
で、イジメ加害者の親は熱心なPTA役員だった、とかさ。
こういう事件が強く印象に残っちゃうってのもあるよね。
ドラマと違って実際にあった事件なんてインパクトありすぎてかなり偏見を助長させるよね。
もともと持ってた悪いイメージと、実際のこういう事件がさらに偏見を強めるの、ほらやっぱりねって感じで。
本来は子供のために頑張ってるはずの者たちが、子供を傷つけているというのがね、インパクト大だし。
で、養護施設や赤ちゃんポストの話に戻すけど、
何年か前に、慈恵病院の院長と婦長さんの講演会に行ったことがあります。
そこでは特別養子縁組をして幸せな生活を送っている家族の姿が紹介されたり、
親がどんな気持ちや事情で赤ちゃんをポストに預けるのか、
里親たちがどんな気持ちで子供を育てているのか、
そんな話を聞くことができました。
問題がないとは言いませんが、
本当に素晴らしい活動だと思いました。
皆、子供たちを愛していて、一生懸命活動されてるんだなぁと。
それだけに、関係者にとっては、
ドラマでのああいう描かれ方は腹の立つことなんだと思います。
明日ママが始まるずっと以前から、
赤ちゃんポストや養護施設、里親に対する偏見ってありました。
里親は手当目当てに子供を引き取ってるだとか、つい最近もネットでそんな書き込みを見ました。
まぁ言いたいやつは勝手に言っとけ。
私はこのドラマ、
社会的養護に目を向ける良いきっかけになると思いました。