23日フジテレビのとくダネ!でほんのちょこっとPTA役員決めについての話題がありました。
街頭インタビューでママさんたちが「やらなきゃいけないし」とか言ってるのはまぁまだ許せる。
そう思い込まされてるんだからしかたない。
けど、一見プロっぽい近畿大学の田中保和教授のコメントはひどすぎ。
「最近の親は自分の子どもが良ければいいと思いがち」
は?
あまりのひどさに閉口。
その辺のPTAママと変わらないじゃないか。
フジ、どうしてこんなド素人教授にコメントさせた?
とくダネ!って毎日のように見てるけど、けっこう近畿大学出てない?
オボちゃんの実験ノートについてとか、大学入試の話題のときも近畿大出てなかった?
何かつながりがあるんですかね。
PTAやるから教育関係のセンセー誰でもいいからちょっとコメントしてよって感じ?
もっと真面目にPTA問題に取り組んでる教授を出してください!
せめて任意加入であることくらい言って欲しい。
ちょうどこの前、私の母親に、昔のPTAはどうだったか聞いたんですよ。
「は?そんなの暇な専業主婦がやってたんじゃない?」
うちの母はPTAの仕事などやった記憶がないそう。
都市部はどうか知りませんが、私が子供のころ(昭和50年代)の田舎は貧しい家庭がまだまだ多くて、修学旅行に行けない家もあったし、電話のない家もあったので、徒歩で連絡網回したりしていました。
ある日帰宅したら玄関先でお父さんが首吊ってたという家庭もあった。
私も長屋暮らしで、着るものなどみんな親戚のお下がりだったし、親は当然共働きで昼も夜も働いていました。
母親は参観日もちょっと覗きに来たらすぐまた仕事に戻るし、運動会だって来るのはお昼ごはんの時だけ。
とにかく生活するのに必死だったと聞いてます。
自分たちのことでいっぱいいっぱい。
生活様式や価値観は変わってきたかもしれないが、今も昔も、親たちは頑張っている。
「最近の親は〜」「最近の子供は〜」っていう
昔は良かった論ふりかざすノスタル爺さんってよくいるよね。
そういう人が○○大学教授とかいう肩書もってテレビで残念なコメントしちゃう、この悲しい現実。
うちの祖母ちゃんもかなりの苦労人ですが、「我が事が一番」なんてよく言ってます。
それは、「自分のことだけ考えてる」というのではなく、まずは自分の生活をしっかりすることが先決、他人のことはそのあと、っていうスタンスなだけだと思います。
PTAも然り。
まずはそれぞれが自分の子供のことをしっかり見てあげる。
その延長上に他の子供のためにも、ってことがあるんだと思います。